A.I.

これ2001年の映画だったんですね・・・そりゃ、自分が高校生のときに公開された記憶があるから、その頃だわな(^_^;)

当時は映画館に観に行くこともなく、その後も観ようと思うこともなく(笑)、今更の観賞になりましたが・・・

面白かったんですが、ラスト30分までは早送りで観ました(^_^;)ちょっと時間が勿体なかったので・・・


主人公の少年型ロボット・デイヴィッドが母親を求める気持ちというのを、果たして愛と捉えていいのかどうかというのが、この映画が我々に投げかけてくる一つの課題だと思います。

あれは結局そういうプログラムが完璧に働いているだけで、逆にこういう状況に置かれた場合の人間の自然な反応を想定したら、どこかの時点で愛が憎しみに反転することは容易に予測出来るんじゃないかと・・・

つまり完璧な愛というもの自体が、人間には成し得ないもの、つまり非常に不自然で人工的なものであり、むしろ機械にしか実現出来ないものなのかもしれません・・・

このへんはさすがにキューブリック原案という感じがします(笑)なんか人間不信になりそうですね(^_^;)


デイヴィッドを作った科学者によると、これまでのロボットは「夢を求める」という人間特有の行動が欠如していて、デイヴィッドが初めてその点をクリアしたということでしたが。

これに関しても、そういう行動を取るようになったから、ロボットが人間に近付いたのか?と言うと、そうでもない気がしました。

人間なら、途中で諦めたり方向転換したりする可能性がある、良く言えば柔軟性があるのですが、ロボットは、融通が利かないんでしょうね(笑)

最初にプログラムされてしまったら、目的を遂行するまで何千年も諦めない・・・というのが、やはり人間的ではないよなあと思いました(笑)。


この映画で一番好きだったのはペットロボットのテディですが(笑)、彼はもしかして映画史的には、テッドの前身なのではないかと思ったりしました(笑)

くまちゃんなのに声がオッサンっていうところが・・・子ども向けのおもちゃなら、もっと可愛い声にしそうなもんですが・・・(笑)テッドもおもちゃとしての内臓音声は可愛かったのに・・・(^_^;)


コメント

このブログの人気の投稿

イカで復活?

低FODMAP食三日間の感想

サイゼリヤ