バケモノの子

あまりアニメを沢山観るほうではないので、最近の日本のアニメは本当に絵がきれいだなあ・・・と何か新作を観るたびに新鮮に感動してしまいますが(笑)


「バケモノ」の世界の世界観とかは、すごく魅力的でした。万人が共有するノスタルジーというか、あんなところ行ってみたいなーと、誰もが素直に思うんじゃあないでしょうか。

でも、やっぱり日本の物語って自己犠牲が賛美される傾向があるのかなあーとも感じました。そこはちょっと残念な気もします・・・

いやそこがいいんだろ!と言われそうですが(笑)、ディズニー映画の超楽天的ハッピーエンドに救われた気持ちになる自分にとっては、やっぱり自己犠牲は辛いです(笑)

だって、きっと『アナ雪』のオラフだって、日本のアニメだったらあの時アナのために、暖炉の前で溶けていたと思います。「姿はなくなるけどずっと心は傍にいるよ」的な・・・

でも、そうはならないし、最後には夏なのにオラフ専用のミニ雪雲で生き続けるし(笑)そんなんアリかよ!!!みたいな(笑)

『リトルマーメイド』のアリエルだって、よりによって王子様と結婚するわ声は戻るわ水陸両棲になるわ、昔『人魚姫』の絵本読んで泣いたのは何だったの!!!と言いたくなる超ハッピーエンド(笑)

この、何も犠牲にしない、何の代償もなく、全てを物質次元で手に入れる、みたいな物理法則を無視した欲望の大肯定を、「善」として堂々とやってもらえると、やっぱりカタルシスがあるんでしょうね・・・私だけでしょうか?(^_^;)


また別の映画の話になってますが(笑)、『バケモノの子』に関しては、手放しであーよかったよかった♪と脳天気に幸せな気分にはなれない作品です(笑)。

犠牲と代償をしっかり伴う、涙と感動の、「良い話」です。

個人的には、ちょっと辛かったです(笑)。


画像は同じになってますが左がDVD、右がBlu-rayのリンクです↓


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